2009年03月31日

中町教会

中町教会の創立者である島内要助神父は、
殉教の歴史をもつこの地に、日本人のための教会を建てようと志し、
苦労の末に明治22年の暮、
キリシタン大名大村純忠ゆかりの大村藩蔵屋敷跡である現在地を求めて
教会設立の仕事に取りかかったそうです。

 教会はフランスのパピノー神父の設計で明治24年8月より建設に着手、
30年(1897年)9月8日聖母マリア生誕の祝日に献堂式が挙行されました。

教会建設にあたっては、フランスのある婦人の当時の金額で8万フランにものぼる寄付や、
多数の恩人の協力があったようです。

 昭和20年(1945年)8月9日の原爆投下により、外壁と尖塔を残して焼失しましたが、
昭和26年10月、その外壁と尖塔をそのまま生かして再建され現在に至っていて、
貴重な被爆遺構として長崎市の指定を受けています。




中町教会 (095)823-2484
  
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Posted by のらんばスタッフ at 10:17Comments(0)教会